「死ぬ前に日本一に登ってみたい!」という両親の超ポジティブ発言を叶えるべく富士山へ登ることに。
もともと山は好きで登っていた両親ではあるがここ数年登る機会も減り、体力的に多少の不安を抱えつつもチャレンジしてみなければということで勢い良く出発。
2日目の体力を考え8合目の上の方で泊まることにしていたので初日はペースも考え早めに出発。
登りはなかなかきついながらも比較的順調に歩を進める。
8合目に差し掛かる頃夕日に照らされ富士山の巨大な三角形の影が大地に落ちる“影富士”を見ることができ、元気が出た所でもうひと踏ん張り。少し時間は押して暗くなったが無事山小屋へ。
食事後、一人星空を長時間露光で撮ってみようと、寒いなか山小屋の光から離れるようにカメラと三脚を担いで少し下山してみたものの下調べが足りず満月で月が明るすぎたのと街の灯りを拾いすぎて失敗。山小屋へ戻ると既に消灯で真っ暗。静かに寝袋に潜り込む。
翌午前2時半 頂上へ向け出発。
暗闇の中少しづつ少しづつ頂上を目指す。さすがに疲労の色は隠せない両親ではあったが、ご来光まであと15分というあたりで無事笑顔で頂上へ。寒さをごまかし待ちながら待望のご来光。
今年は雲も少なく今までで一番太陽が見えやすいご来光。 何度見てもやはりイイ。
運良く過去4回共に晴天。富士山では晴れ男のようでラッキー。7月の白馬岳では嵐だったが。。。
二人からは無事登頂できた喜びと安堵感、なんとも言えぬ達成感を感じることができた。
68歳と64歳のナイスチャレンジ。 親孝行できて良かった。
最後はお約束の「山へおいでよ」のポーズで決まり。