ドイツのヨハネス・グーテンベルグによって発明された金属活字の印刷技術。
印刷といえばオフセット、オンデマンドが主流となった今でも優しい独特の印刷表現が美しい活版印刷。
今では数少なくなった活版の印刷所。
大正6年早稲田に創業した佐々木活字店さんで自分の名刺を作ってもらえることになり、
ぜひにとお願いしていた見学も一緒にさせてもらえることになりウキウキしながら
お邪魔させていただいた。
職人さんが金属版を枠組みし、インクを混ぜで色を作り、機械を調整しながら好みの色と印圧にしてくれる。
テストを繰り返して表面の調整が完了。乾いたら後日ウラ面を印刷。
幸運にも本のための金属活字の製作工程や2階の貴重な設備も案内していただいた。
2階にはずらっと並んだ歴代の機械が並んでおり、初期の手動式からガス式、電気式と姿を変えてきた機械たちがいまだ現役で動くということにも驚いた。(佐々木活字店は新宿区の指定文化財に指定)
使い方や複雑な機械仕掛の機能など、たくさんお話しを聞かせてもらってますます活版印刷が好きなってしまう。
連れて行ってくれた平沢印刷社の伊藤さん、
とても優しく説明をしてくれた佐々木活字店の職人さん達に感謝。
贅沢な時間を過ごさせていただきました。
ガチャンガチャンという音が忘れられない。
ホント楽しい時間でシアワセ。