筑波大学近くにあるcafe JOURNALのメニューをデザイン。
昔からメニューのデザインは、ものすごーく悩む仕事の一つ。
・日替わりでメニューが変わる
・子供から大人まで毎日何十人も触る
・ランチとディナーの入れ替わり
・水が溢れるなど予期せぬ事態
デザイナーが関われない毎日のことをどうやったらスタッフが扱いやすく、 しかもその店らしさを保てるかが悩みのタネ。
今回はカフェであり、老若男女たくさんの人が訪れるので扱われ方も相当なもの。
その中には常連さんもたくさんいるだろう。
なので日々使い込まれていく過程がわかって、且つ使われることで日々劣化していくのではなく良くなっていくものを目指してヌメ皮のカバーを作ることに。
ヌメ革はタンニンなめしを施しただけの染色・塗装がされていない革そのものの風合い、味わいが魅力の革。
できたてのホヤホヤなうっすらピンクがかった白っぽい皮が、日に当たって人が触ってじっくりアメ色に変わっていく。
クタッと馴染んだメニューがテーブルに置かれる状態が来るのはいつだろう。
お店もお客さんもその変化に気づき、使い始めがいつだったかを思い返してくれたらうれしい。
水・ワインビネガー・砂糖・塩・赤唐辛子・にんにくを煮立てて、ハーブ類を入れたら火を止めて冷やす。
そこにきゅうりをいれて数時間。。。
自家製ピクルスの出来上がり。
実家からたくさん送られてくるきゅうりも、味噌つけてカリッと食べるのも好きだが夏にはこの酸味がたまらない。
いや、もう秋だから一年中たまらない。
キーボードたたいてるうちに口の中が酸っぱくなってきた。
打ち合わせ帰りに神保町を散歩していたら偶然見つけたケーキ屋さん。
「STYLE’S CAKES & CO.」
お店のサイズ感、パッケージ、ショップカード、イラストそのままの店主。
どれも素敵。
難しいことはさておき、適度に甘いものは脳に良いという言葉を大事に
日々スイーツを物色してます。
帰宅後早速、いちじくのケーキ、季節のフルーツのケーキ、バナナクリームのケーキ・・・美味。
「死ぬ前に日本一に登ってみたい!」という両親の超ポジティブ発言を叶えるべく富士山へ登ることに。
もともと山は好きで登っていた両親ではあるがここ数年登る機会も減り、体力的に多少の不安を抱えつつもチャレンジしてみなければということで勢い良く出発。
2日目の体力を考え8合目の上の方で泊まることにしていたので初日はペースも考え早めに出発。
登りはなかなかきついながらも比較的順調に歩を進める。
8合目に差し掛かる頃夕日に照らされ富士山の巨大な三角形の影が大地に落ちる“影富士”を見ることができ、元気が出た所でもうひと踏ん張り。少し時間は押して暗くなったが無事山小屋へ。
食事後、一人星空を長時間露光で撮ってみようと、寒いなか山小屋の光から離れるようにカメラと三脚を担いで少し下山してみたものの下調べが足りず満月で月が明るすぎたのと街の灯りを拾いすぎて失敗。山小屋へ戻ると既に消灯で真っ暗。静かに寝袋に潜り込む。
翌午前2時半 頂上へ向け出発。
暗闇の中少しづつ少しづつ頂上を目指す。さすがに疲労の色は隠せない両親ではあったが、ご来光まであと15分というあたりで無事笑顔で頂上へ。寒さをごまかし待ちながら待望のご来光。
今年は雲も少なく今までで一番太陽が見えやすいご来光。 何度見てもやはりイイ。
運良く過去4回共に晴天。富士山では晴れ男のようでラッキー。7月の白馬岳では嵐だったが。。。
二人からは無事登頂できた喜びと安堵感、なんとも言えぬ達成感を感じることができた。
68歳と64歳のナイスチャレンジ。 親孝行できて良かった。
最後はお約束の「山へおいでよ」のポーズで決まり。
お茶の水へ打ち合わせの帰り、アウトドアショップの立ち並ぶ神保町を寄らずには帰れないと坂を下ってフラフラ。
秋冬の新製品が並んだばかりのpatagoniaにふらっと入りそこで見つけた一枚のCD。
「1% FOR THE PLANET」
これは2001年、patagonia創始者のイヴォン・シュイナードとブルー・リボン・フライズオーナーのクレイグ・マシューズによってビジネスで得た利益を環境保護に役立てようと立ち上げたプロジェクトです。
売上の1%を環境保護団体に寄付するという内容ですが、今ではミュージシャンがCDにこのロゴマークを貼りCDセールスの1%を寄付するなど企業以外にも広がるプロジェクトとなっています。
このCDはまさに賛同するミュージシャンが集まって曲を提供したコンピレーションアルバムです。
紙のジャケットから出てきたのは動物が描かれた紙のディスクが一枚。
音楽はというと インターネットからのダウンロード。
ウラ面に書かれたアクセスキーを打ち込むとダウンロードが始まりiTunesなどで聞くことができます。
ミュージシャンの顔ぶれも豪華で心地良い音楽が満載。
CDジャケットのデザインも仕事としている自分としては、ここ数年のダウンロードという購入に“何か”を
感じずにはいられないのだが、そんな自分もネットで音楽は買う。気になっていた音楽、気にしていなかったのに気になった音楽との意外な出会いは若い頃に足げく通っていたCDショップよりもネットでの出会いのほうが多いという事実もある。
どちらが良いかという議論はもう時代に合っていないと思っている。
CDもダウンロードも、その曲を聴きたいという気持ちはどちらも同じ。
少なくとも今回の 「1% FOR THE PLANET」は、購入した自分も活動に協力できるという観点からいえば”42曲/2.5時間/355.9MB”の曲がわずか1,000円で購入できるハードルの低さが購入者を増やし、結果寄付が多くなる喜ばしい事実があるのではないかとも思う。
それを可能にするのはネットからのダウンロードに他ならない。
一つ思ったのは紙製のディスクを持つというのは普段データオンリーの購入よりもちょっと所有欲が満たされた気がしました。
こんなアプローチもアリだなと。